経絡を調整する方法も色々ありまして
腰痛、下肢の倦怠感、右鼻翼の疼痛を愁訴とする
患者様がおられ、FT(フィンガーテスト)で診断をすると
腰痛は右肝経脈、下肢は左胃経脈、右鼻翼は左大腸経脈が
病んでいる事がわかり、各々の主訴部に関連づけられます。
経脈は左右ありますが同じ経脈が同等に病む事は少ないです。
またこの方のように右鼻翼が病んでいるのに経脈は反対の
左側が病んでいる時もあるのです。
例えば左大腸経を整える一つの方法としまして
まず大腸経のどの経穴(ツボ)が右鼻翼の疼痛が
緩和されるか調べます。
合谷穴に磁石を置き愁訴部の反応を調べます。
次に曲池穴に磁石を置き調べます。
経穴、経絡は鍼灸以外にも反応し、磁石は予備の治療です。
この時は曲池に置いたとき経絡、愁訴部の反応がとれまし
たので肘の辺を治療穴とし
曲池、手三里に鍼とツボと経脈を効かせるため焼き針を
肘から手首の矢印の方向に施術、患部は治療せず終える。
経脈を整えるには色々な方法があります。またツボ、経絡は
多種の物質に反応します、湿布やピップエレキバンも
経絡の調整を図っているのです。