おはようございます、雨ですね
紅葉も見頃ですが、少し残念
今回は頚椎捻挫?
ゴルフの打ちっぱなしでの途中、急に頸が痛み出す。
それでも我慢しながら最後まで練習を行う。
練習後、痛みのため頸を動かすことができなくなる。
帰宅途中で当院へ「頸が動かない、なんとかして~」と。
この方は身体に支障をきたすと当方を頼ってくれる。
頸の可動域を調べると後屈が0度、痛みのため全くできない。
動作をするたび頸がいたそうである。
座位での治療、ベッド上での治療が良いかと考える。
患者は「早く頸に鍼を打って」と訴える。
普段はそんな事を言わないのだが、よっぽど痛いのである。
取り合えずベッドに、入江FTで脈診部の反応を診る。
異常は感知しない。
私の師匠、入江正先生は身体のダメージは全てが脈診部に
投影される事はないとよく言われていた。
こういう、新鮮なダメージは直ぐには脈診部には反映されない。
五行まで反映されていないので陰陽のダメージを考える。
つまり奇経治療の選択であるが熱鍼での治療を行う。
まずは上下肢のみの経脈を熱鍼で治療、次に伏臥位。
普段はこれだけでも痛みは緩和して伏臥位の動作が楽に
出来ると思ったが、痛みは変わらず。
伏臥位なるまで痛みのため大変だった。
伏臥位、入江FTで異常部位の把握
督脈、岸膀にチェック
熱鍼で治療
ɸ(.. )
異常部位の中心から渦を描くよう上下二ヶ所施術
熱鍼後、置鍼
抜鍼後、もぐさテープを貼り終了
写真はイメージです。
施術後、痛みも可動域も変わらず。
伏臥位から起き上がるにも大変だった。
「四日後コースにでる約束しているのでなんとかして」と。
「三日続けたら大丈夫、続けたらね」と言い終了。
奇経治療を加えればもっと楽になっていたかもしれないが
経験上、急性的な疾患は三日続ければよくなる。
名人がすれば一回でよくなるかもしれないが。
二日目
状態は前日と同じ、後屈が全くできない。
寝返りをうつたび頸に激痛が走って寝れなかったと。
治療は前日と同じ方法で施術。
治療後、後屈の可動域に少し変化あり。
けっして満足するものではなかった。
三日目
開口一番「めっちゃ楽、頸が動く」と言われ
嬉しそうに実際に自ら頸を動かしてみせる。
可動域をみるとほぼ正常範囲に、痛みも軽減。
三日目も治療内容は同じ施術を。
施術後の起き上がり動作もスムーズ
「明日のゴルフ行くね」と一言
大丈夫と言う前に自分勝手にもう決められている。
いつもの事だから「ハイ、ハイ」と答え治療を終える。
ゴルフ後の状態を診たかったが
咽喉もと過ぎれば・・なんとかである。(_ _。)
また痛くなったら「助けて~」と飛び込んでこられる。
とりあえずゴルフに行けるようになりヨカッタ、ヨカッタ
患者様との信頼関係と治療の継続が大切ですね。