風邪をひき1ヶ月、その間もちろん受診し投薬をうけるも
症状は改善せず咳、倦怠感、食欲不振、気力の低下
最低限の日常生活は行うも殆ど臥床生活
高齢(85歳)でもありこのまま寝たっきりに・・・
本人もこのまま動けなくなり正月の準備も出来ないと
感じている 。
昨年12月29日の事であった。
診断は風邪の反応は(+)、入江式経別脈診では
メイン胃サブ大腸で 左側の胃虚であった。
治療は経別まで病んでいたらIPコードのよる経別治療を
と考えていたが
臓まで病んでいない経脈病なので熱鍼と湿布による経脈
治療を選択。
もっとも風邪で臓まで、つまり経別まで病んでいる場合は
入院が必要なケースで鍼灸治療で対応する事はないと
入江先生はよく言われていた。
まず熱鍼で風邪の反応を消去し四肢、体幹などを
横山式熱鍼療法で施術 。
最後に左豊隆、合谷、右太白、列欠に湿布を貼り終了
これで胃の虚を治療したことになる。
年が明け状態を尋ねると
「治療の翌朝、不思議なぐらいスーと起きることができ
普段の生活が
できるようになり、そのまま正月の準備ができ年を越せる
事ができた」と
今回はこのまま寝たっきりになる覚悟をしていたようである
一ヶ月も服薬をし改善がなかったから高齢でもあり多分
その可能性は大きかったはずである。
風邪→臥床生活→気力、食欲、筋力低下→寝たきり→
誤嚥性肺炎→ペグの造設などのパターンになりがちであった。
今回、日常生活ができるまで回復したの経脈のパワーである。
一般には経脈?と思われるが身体は経脈で成り立っており、
その経脈を撫でたり貼ったりするでけで身体への応援になり
治癒に結びつく事を多くの人にわかって欲しいものである。
ちなみに小青竜湯の投与がでていたが入江式FTではstであった。