ドライマウス Ⅰ

口腔内の乾燥、嚥下の違和感、咀嚼の困難、食欲の低下、
舌、唇のひび割れ口内炎、口角炎が発症
ドライマウスと診断されている。 

東洋医学は病名ではなく五行の変動を診ます。
五行つまり木・火・土・金・水の五つのカテゴリーの内
どの五行が病んでいるか脈診などで診断し治療しますが
まずは自分が持っている知識で分析します。

このケースでは土(脾)・水(腎)が病んでいると当たりをつけます。

古典では脾は涎となすとあり、涎は脾で製造され胃に注がれる。
脾(涎)・・・脾経・陰は上る事により→口腔を潤し・・・胃経・陽は下る→
飲み込み、嚥下がスムーズにできる→胃の消化を助ける。

脾が正常に働いていたらこのように一連の動作がスムーズにできるが
脾胃が不和になると
口腔まで涎が上らないため口腔内が乾燥したり咀嚼、嚥下が困難に
なったりする。
また反対に過剰に上りすぎると口から涎が溢れ出す場合もあります。

どちらとも高齢者でよく見かけるケースですね。
また脾は口に開竅、華は唇とされおり
口、唇、涎はドライマウスの症状に出てくる処です。

古典で腎は水を司り・・・省略 ( ̄_ ̄|||)

もちろん五行すべて診断をしますがが特に腎、脾は上記の理由で
慎重に診ます、そして診断の結果、脾虚でした。

脾が弱っているため涎が十分に口腔内まで上がってないのです。
このような診方ができるようにした先人達の知恵は凄いなと思います。
゚+。:.゚(●*b≧ω≦o)bスコ”ィ゚.:。+゚

次回は治療方法を書きます…〆(・ω・`o)ちょっと待ってて♪

(‘-‘*)ヨロシク♪. 明日は入江FT研究会と熱鍼セミナーです。
暫く皆さんと会っていないから楽しみです。
受講生、スタッフの方々みなさんよろしくお願いします。

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