大学って

「経別・経筋・奇経療法」「東洋医学原論」著者
入江正先生の講義から

今行った治療法で一番大切な基本は経脈があると信じることです。
経脈がなかったら鍼灸医学など存在しません。
今の方の腰痛も腰だけの治療でも治そうと思えば治るのです。
本当はIPコードで本治法をやればもっとよく効くのですが
今日はそれをしなかったのは局所の経脈にも注目すれば治せると
いうことです、詳しくは経脈と流注と補瀉です。

しかし例え診断が正確でも技術がともわなければ効かないのです。
焼き針の温度一つとってみても温度が高いか低いかで効果は違います。
皆さん料理でも同じ材料を与えても作る人の技術によって天と地
程の差が出てきます。それと同じでそのために勉強があるのです。
とにかく鍼は愁訴診で探すツボのようにそれほど取穴を正確に
しなくてもいい場合と経脈治療でIPコードを繋ぐツボのように
非常に正確にしなければならない場合とがあります。

例えば合谷はここが合谷ですという反応を出しています。
ただ大腸経が異常のないときは反応がでません。
でも異常の時は体が表現しております、それをFT(フィンガーテスト)で
確かめられたらはっきりわかります。合谷でも正確には7㍉違ったら
効果は半減します、お灸は別として鍼なら5割です。
だからこの合谷を知るためには接触が大事です。

ただギューギューと押さえてもツボは答えをだしてくれません。
強く 押さえたら、それに対する押さえてはいけないという反応と
もしくは、もっと押さえてくれという反応の方がツボの反応より
強い事がありますからね。
だから圧迫ではなく触診位でツボがわかる様にならないと
ものになりません。
その次にツボは眼で見えるようになります。そうなるとプロですね
・・・・・・。

○○鍼灸大学の卒業生との会話

「あなたは右の肝虚証だね、わかる?
陰陽五行や虚実は、奇経治療は、IPコードって知っている?」

「知りません、わかりません・・・」

大学までいって、せめて陰陽五行、虚実が診断できるぐらいは
教えてもらいたいですね。
上記の講義内容なんか関心も理解もできないかも・・・
あぁ~(。>0<。)

024023

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