安産のお灸を望まれ来院された方がおられたので…思うままに。
腹帯は安産を願って十二支の中でお産が軽い犬にあやかって
妊娠5ヶ月目の戌の日に巻く昔からある儀式です。
帯を巻くことにより妊娠中の無理な姿勢を防ぎ腰痛の軽減や
保温などの効果があり又妊婦の母親としての自覚を促したり
する役割もあります。
安産のお灸は腹帯を巻く頃に始めるのが良いとされて
三陰交というツボに5壮づつすえ始め、月が進む毎に
2づつ増やし臨月には15~20壮ほどの数をすえます。
効果としては母体の血液、血流が増加し母胎の環境が
良くなることで子宮内の居住環境も良くなり胎児へ充分な
酸素と栄養が行くことで元気な赤ちゃんが生まれます。
またお灸をすえる事で胎児との絆が深く感じたり、夫が
お灸を手伝うことで夫婦の絆も深くなります。
安産のお灸の優れた点は多々あります、多くの妊婦さんが
理解、実行をしてもらいたいものです。
妊娠したら丈夫な赤ちゃんが生まれる事を願うのは
誰もが思うことです。
戌の日の腹帯は日本特有のものですが、広く知られていますが
安産のお灸はまだまだ普及してません。
戌の日=安産のお灸になって欲しいものです。
三陰交穴(最初は鍼灸院で正確に取ってもらって下さい)
台座灸ともぐさ(もぐさは実際にはこんなに大きくはすえませんので)
戌に日と言う事で我が家の愛犬を紹介
ベタなオチでした。