紅葉を見ていると東洋医学の基本、陰陽五行説の五行を
思い浮かべる。万物全て五つのカテゴリーに分類し当てはめ
る考え方である。
経脈、臓腑、五主、五根、五味などを五行に配当しているが
その中で五色は肝=青、脾=黄、心=赤、腎=黒、肺=白
色に関連するとされているがこの色の表現だけでは理解ができ
ない。
黄、赤でも紅葉のように濃淡の赤、黄があり具体的にはわか
らず臨床にも使えない。
しかし師匠の入江正先生はこの五色、十二色を証明されて
具体的な色を発表されている。
証明の仕方は「臨床 東洋医学原論」に書かれているので
興味のある方は読んでみて下さい。
異常があればそれに関連する色は身体に反影される、例えば
「心」が病んでいたら手掌に濃い赤を乗せれば増幅され入江FT
で異常がキャッチでき心=赤が相関している事がわかる。
神農は手に握っただけで生薬を判別され、扁鵲は望んだだけ
で経脈の滞りを判別された。その人たちのおかげで東洋医学
は完成された。
二千年前に確立された東洋医学を理解するには、陰陽五行が
納得できる技法が必要である。
そのうちの一つが入江FTであり、先人達もそのような能力を持って
いたはずである。
心包の色は?次回に・・・(_ _)