焼鍼治療

私の師匠、入江正先生が「霊枢」の経筋篇から入江式焼鍼を
開発されたのは随分と昔のことである。

「経別・経筋・奇経療法」では経筋の治療として主に焼鍼を使
われれいたが入江FTを診断法に取り入れてからは経筋のみなら
ず本治法、標治法など多彩に使われていた。

入江FTにより焼鍼は経脈に対応ができることがわかってからは
焼鍼による発表が随分と多かった。

昔、TVでは長い、太い鍼を刺している場面の紹介が多く取り
上げられ、その結果鍼=痛い、怖いと世間では認識されしまった
と嘆かれていた。

鍼は安全で即効性があり刺さなくても効果がある事を世間に
認識してもらう事が鍼灸治療のイメージアップにつながりる言われ
そのため手軽にできる焼鍼治療を多く発表をされた。

実際に日々の臨床に焼鍼を使っていると、いろんな可能性が
秘めいていることがわかります。

・腰痛、特に起床時痛みが激しくベッドからの起き上がりに時間
がかかり困っている。

標治法のみ治療を行う。
異常部位を入江FTで把握。

031

025

脊椎、腰部、仙骨、仙腸関節付近の異常がわかる。
各異常部位を焼鍼(経筋鍼、熱鍼)で処理を行う。

026

027

028

029

各異常部位内の経脈の調整が終えたらもう一度FTで検証を行う。

030

032

異常な反応が残っていたらもう一度焼鍼で調整を行う。
異常部内の補瀉は紙包磁石や棒磁石で決めていますが
また後日報告します。

診断と治療で10分内で終える。後日状況を尋ねると翌朝の
起床時の起き上がり動作が痛みもなくスムーズに行うことができ
ビックリ、そして三日間は楽に過ごせたとのこと。

最近は鍼を刺すことも少なくなり焼鍼で対応する事が多く
なっています、入江正先生の考えが少しわかってきたような
きがします。

060

003

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です