反省

東洋医学は身体の異常を体表に投影している体表解剖学。
異常は脈診部、腹診部、愁訴部、経脈などに情報を
発信している。
それらは相関しているので間違わないよう数箇所の
情報を診て診断を決定する。
その異常な情報を感知する技法が入江FTであるが、
慣れてくるとついつい簡単に短時間で診断を決定してしまう。

入江式では顎関節症の処でも書いているが、まず最初に
掌診から診断を行う。
左右の掌にセンサーを当ててst(異常)が感知したら
病気があるとします。
つまり経脈に病気がとりついたら、その情報は掌にも強く出てくる。

右の掌がstなら右半身に異常が、右の経脈に異常が
あるとか大枠に判断ができる。
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つぎに掌を上焦、中焦、下焦を三つに分け詳しく診る。
上焦がstなら肩、頸、頭、目、風邪などのどれかが異常がある。
そのうち、右上焦がstなら花粉症を疑ってみたり。
下焦がstなら腰、膝、下腹部などのどこか異常があるとし
左下焦がstな膀胱炎を疑ってみたり。
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本来、掌診→経別脈診→腹診→経脈診→愁訴診
などを行っていき数箇所の情報を診て慎重に
診断をするのである。
しかし、何年もFTで診断をしていると、ついつい怠慢になり
腹診や経脈診だけで診断を決めてしまったりする。

テキストを読み返し簡単な診断で決定が出来る
わけがない事がよくわかる。
慎重な診断がいかに大切か・・・反省!

・・・テキストより・・・
・・・・急性症で重症の時は症状は鮮明であり脈診も
腹診も愁訴診も直ぐに決定できる。
しかし、このような患者は救急車を利用しなければなら
ないような重症で一般の針灸院・薬局・病院とは
関係のない病人である。

自分で歩いて自分で愁訴を述べられる病人は症状も
鮮明ではない。
従って一分以内の脈診やその他の診断で決定できるように
簡単なものではない。
如何に優れたFTでも短時間に決定出来るのもではない。
慎重に診断すべきである。

相生や相尅は急性病の時に現れる事はない。
漢書五行志に述べてあるように歴史的な事実、
例えばある国家の滅亡の原因となるものは多数あり
その原因が複雑に関連して一つの明白な兆候を
しめすのである。
その複雑な原因の解析に使われるのが相生や相尅である。

膝関節症が老人に多くみられるもその例である。
膝が腫れ水がたまったという事実は現在、目の前に
ある兆候である。
しかし、これが認められるような病気は決して急性病ではない。
長ければ20年前から短くても1年前から様々な要因があって
作られてきた慢性病である。

簡単な診断で決定で出来るわけがない。
臓腑経脈に適用出来る相生や相尅関係の枠外の
要因もあるであろう。
とにかく脈診もその他の診断も簡単に行ってはならないのである。
そのような注意が大切である。
慎重に診断すべきである。・・・・

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明日は横山式熱鍼講座、参加者の皆さん
明日も寒いです、気をつけて~雪だるま デコメ絵文字
よろしくお願いします。くま パステル デコメ絵文字

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