3月から治療している頭鳴りの患者様
最近は日中は忘れている事もあり
発症当時と比べると随分と楽であると。
ポイントはやはり顎関節症の影響が強かったと思う。
・入江式FTで診断、掌診での上焦がst(異常)
・音素診「ゲ」でst (顎関節の異常を現す音素)
・顎関節部に紙包磁石を置くことで
頭部のstがsm(正常) に変化する
・歯の治療中
・頭鳴り以外に涙、眼脂などの眼の症状、耳鳴り
異常なほどの右の肩凝り、顔面部の痛み、蟻走感
腰痛、下肢の倦怠感などなど・・・
顎関節症からくると思われる随伴症状が出現
・顔面の筋の衰え、顎関節の歪み、頭蓋の歪み→頭鳴り
・顔面の筋の衰え、顎関節の歪み、脊柱の歪み→随伴症状
という感じであろう。
・病んでいる経脈の検出、経別脈診部、肝胆でst、
肝胆どちらが病んでいるか 円筒磁石で診断、
磁石で負荷を掛ける事で異常経脈が増幅される
N極を母指側に向け置き手掌がよりstになったら胆の異常である
・紙包磁石S極を置き手掌がsmになったら
瀉が適していて胆の実である
・治療
左光明(胆経)B・・・IP・・・R右内関(心包経)
右太衝(肝経)B・・・IP・・・R左陽池(三焦経)
この本治法は表裏、陰陽、虚実と五行を利用し
上下左右の経脈の調和を目的として
入江正先生が開発された治療法である。
脊柱の治療
脊柱の異常を検出し、その両サイド岸膀胱穴(挟脊穴)に
置鍼し熱鍼で補は1回、瀉は2回の刺激を与えることにより
脊柱の歪みを調整する。
経脈、顎関節、脊柱を継続的に整える事により
頭蓋の歪みもいずれ落ち着き頭鳴り、随伴症状も
落ち着くを思われる。
少し時間がかかり過ぎ?まぁ90歳近い高齢ですから
修復にも時間がかかります。