東洋医学は体表解剖学、FTは経脈と会話

初診の不妊治療の患者さんから
「先月、NHKで東洋医学の放送を長時間にわたって放送していましたが、鍼灸って凄いですね」と話されいました。

私は見ていませんが内容は多分、ツボに鍼をしたら、こんな症状がよくなったとか、エビデンスが、うんぬん・・・とか、勝手に想像しちゃいましが、とにかく世間の方が鍼灸に関心をもってもらえて良かったです。

私が好きな東洋医学の表現に「東洋医学は体表解剖学」「FTは経脈と会話」という表現があります。
我々は決して直接患者さんの中を覗くことは出来ません、ですので身体の中の情報(臓腑、経脈など)を体表から読み取りそして診断し治療をするのです。

FTを見出された私の師匠、入江正先生は「FTは心との会話」と言われていましたが私は「FTは経脈との会話」と表現してます。

今回の初診の患者さんにもこのように説明して、オーリングテストやFT
(フィンガーテスト)で診断し納得してもらいます。

具体的にはこの方の子宮、卵巣、視床下部の状態は?それに関する経脈、経穴は?とフィンガーテストという診断法で体表から分析し治療をします。

ですので、画一的にこの症状にはこのツボとならず、その人に合ったオーダーメイドの治療となるのです。

次回来られた時に前回と比べ子宮の状態が良くなっていますねと言ったりするのも、体表を通してこのような診断をしているからです。もちろんこれはあくまでも東洋医学の目線、ものさしでの話ですが。

鍼灸治療の良さをもっと世間に知ってもらいたいものです。

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