不妊治療

今年のノーベル医学生理学賞は体外受精技術を開発された教授が
受賞されたそうですね。そのお陰で世界でこれまでに計400万人
が日本では年間約2万人の赤ちゃんが誕生しているそうです。

この技術は不妊に悩んでいる夫婦の方には希望を与える一方、
倫理的な課題が沢山でてきているようですが高度医療の進歩の
おかげで多くの方がその恩恵を受けているのは事実です。

その一方、種々の検査や治療を完璧に受けそれでも妊娠しない
ので最後の望みとして鍼灸治療を受けに来られるのも事実です。
最後のすがるわらやクモの糸としての評価しかないのが現実で
すが2000年前に完成された優れた医学です。
以前にも書きましたが改めて図などを使用して説明します。

・原因と診断
東洋医学の原論である古典「素問」の冒頭には妊娠についての
原理が書かれています。「女性は14歳になると生殖能力ができ
それは経脈の任脈が完全に流通し、血海である衝脈も盛大になって
くるので月経が定期的に下るようになり、そして子供を産む能力が
完備するのである」と。

つまり任脈が滞りなく流れ衝脈が旺盛であれば妊娠できる事と
なっており、そうでなければ不妊の原因に結びつくと考えられます。
衝脈とは「霊枢」に「五臓六腑と正経十二経脈の海で、五臓六腑は
全て衝脈によって血を受けており・・・」と四肢末端の河川に
例えられる経絡は線であり合流部である衝脈は海と捉えています。

・入江正先生過去論文集から引用
入江式、血海と衝脈の診断領域図 (斜線部)
クリックすると大きく見れます。

003

この海である領域は十二経脈のエキスが詰まっており不妊症の
診断部にもなり鍼灸治療の効果の判定も予後の観測もできます。

診断部は膻中(胸骨部)、巨闕(みぞおち)、中脘(胃部)、
神闕(へそ)、関元(丹田)、曲骨(恥骨)の6ヶ所、
各直径10㎝であり衝脈と血海が流通するところである。

・入江式、不妊症診断部位(直径10cmの円状の領域)

002

つまりこの6ヶ所(A,B,C,D,E,F)の内、数箇所流れが悪ければ妊娠
しにくいと考えられ、流通を良くすることで妊娠しやすい体となる。
治療前にどの箇所が悪いか把握しておき、治療後、流れの悪くなって
いる部位が良くなっているかを診ることで診断、治療、予後の判定が
可能となります。

この診断は病名にとらわれず不妊の診断には非常に便利なものです。
診断法は圧迫や擦診では困難です、微小反応を検知できる
入江式FT(フィンガーテスト)がベストです。

2000年前に東洋医学の原理、原論ができており、それを学問として
解明しこの診断、治療法を確立されたのが私の師匠、入江正先生です。

この続きはまた明日・・・(_ _) 

天気がよかったので日中に散歩
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この続きもまた明日・・・(..;

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